犬の「癒し」って何?|「ペットがもたらす健康効果」を読んで

ペットがもたらす健康効果の表紙 コーギー

犬を飼うことの素晴らしさを伝えたい!

しかし、「犬を飼って良かったこと」を聞かれると、「可愛い」や「癒し」としか答えられない・・・

こんな経験はありませんか?

 

こむぎパパは西東京に住んでいて、コーギーのこむぎを飼っています。

コーギーを飼って良かったことを聞かれたら、「癒し」と答えていますが、我ながら、「『癒し』って、抽象的だな~」と思っていました。

こむぎ
こむぎ

大変なことは具体的に言えるのに、

良かったことは抽象的にしか言えないですって!

 

しかし、「ペットがもたらす健康効果」という本を読んで、この「癒し」の正体が少しわかりまし

この記事では、以下の3つのポイントを解説したいと思います。

「ペットがもたらす健康効果」の概要

ペットの「癒し」の正体とは?

その他、ペットによる健康効果

「ペットがもたらす健康効果」という本の概要

ペットが人の健康や生活に与える影響を、国内外の論文をもとに体系的にまとめた本になります。

ペットがもたらす健康効果の表紙
引用元:Amazon

 

この本は、2020年10月に「人と動物の関係学研究チーム」より出版されました。

こむぎパパ
こむぎパパ

この研究チームには、医学博士や獣医博士など

様々な分野の研究者が在籍してるぞ!

 

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ペットの「癒し」の正体は?

ペットの「癒し」の正体は、オキシトシン

簡潔に言うと、ペットの「癒し」の正体はオキシトシンです。

イヌの飼い主に対する視線はアタッチメント行動として機能し,飼い主においてオキシトシンの分泌が促進されるとともに,それにより促進された相互のやりとりによりイヌにおいてもオキシトシンの分泌が促進されることが示された.

オキシトシンと視線との正のループによるヒトとイヌとの絆の形成
オキシトシンと視線との正のループによるヒトとイヌとの絆の形成の概略図

オキシトシンとは?

オキシトシンは、「幸せホルモン」とも呼ばれています。

人が「幸せだな」と感じているときに、脳内で分泌される物質の候補として最有力なのが、「オキシトシン」という神経伝達物質です。人間と人間の相互作用を考えるうえで欠かせない物質で、オキシトシンが分泌されているとき、わたしたちは「幸福感」を感じることが明らかになっており、俗に「幸せホルモン」とも呼ばれています。

幸せホルモン「オキシトシン」が、あなたに与える大きな影響 /脳科学者・中野信子

 

こむぎ
こむぎ

わたしとパパがアイコンタクトすることで、

わたしもパパも幸せになれるのね!

こむぎパパ
こむぎパパ

うむ、そういうことだ!

ペットの健康効果は?

「ペットがもたらす健康効果」は2つのパートに分かれており、研究結果がまとめられています。

1. 世界的な研究機関であるウォルサムペット研究所の研究結果

2. 日本のペットによる研究結果

 

ここからは、ウォルサムペット研究所の研究結果の中から、個人的に特に興味をもった記述を抜粋します。

こむぎパパ
こむぎパパ

ほぼ全てのページが興味深かったのですが、

多くのページを引用してしまうと著者に申し訳ないので、

ほんの少しだけ引用させて頂きます。

ウォルサムペット研究所の研究結果の抜粋

子どもの健康や成長に果たす役割

ペットを飼うことで、思いやりの心が育つ。

ペットを飼っているかどうかは、知能の向上を示す知能指数にはさほど関係はありませんでしたが、思いやりの心はペットを飼育する子供のほうが強く育まれ、そのことは周囲の子どもたちにも影響することがわかりました。

「ペットがもたらす健康効果」 初版 22P~23P
こむぎ
こむぎ

パパ、動物を飼ったことがないから、

思いやりの心が育まれてなかったのね!

こむぎパパ
こむぎパパ

何も言い返せない。。。

 

犬の存在は子供の学習機能の向上をもたらす。

犬が存在することによって、運動機能も向上し、子どもたちのストレスが低下し、リラックスして課題に取り組むことができるようになるため、ミスが減り、学習機能が向上することにつながる

「ペットがもたらす健康効果」 初版 30P

 

こむぎパパ
こむぎパパ

自閉症、ADHDやダウン症の子どもにも、

良い影響を与えることが証明されてるぞ!

高齢者の健康に果たす役割

ペットを飼っていると、高齢者減量やリハビリテーションのモチベーションの維持につながります。

心血管疾患のリハビリテーションプログラムについて調べたところ、ペットを飼育している人のプログラム完了率は96.5%と、飼育していない人のプログラム完了率(79.2%)を、大きく上回り、ペットを飼育することが、リハビリテーションを完了しやすくすることがわかりました。

「ペットがもたらす健康効果」 初版 70P

 

ペットを飼っていると、ペットがコミュニケーションの中心となる。

飼い主は現在について話す傾向が多く、飼い主でない人は過去のことについて話すことが多い傾向がありました。

「ペットがもたらす健康効果」 初版 84P
こむぎパパ
こむぎパパ

こむぎの散歩をしていると、性別・年代問わず色々な人と会話するぞ!

こむぎ
こむぎ

こむぎも、色んな人がナデナデしてくれて嬉しいわ!

とはいえ、コーギーを飼うことは意外と大変

コーギーを飼うことで人生が豊かになりますが、コーギーを実際に飼ってみると大変なことも多いです。

もちろん、お金も少なからずかかります。

 

また、コロナ禍のペットの飼育放棄も社会問題になっています。

ペットを飼う場合は、きちんと責任感を持って飼ってほしいものです!

 

こむぎ
こむぎ

「ペットがもたらす健康効果」の中にも、

幸せホルモンのためには、人と動物のきずなが重要であると書いてあるわ!

まとめ: きちんと犬を世話すると、犬を飼うことで幸せになれる

子犬のこむぎ
見つめるコーギー

いかがだったでしょうか?結論をまとめると、次のようになります。

ペットとアイコンタクトすると、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌される

ペットを飼うと、子どもの心の成長や健康に良い影響がある

ペットを飼うと、高齢者の健康に良い影響がある

 

「ペットがもたらす健康効果」には、さらに色々な良い影響が書かれています!

ペットがもたらす健康効果の表紙
引用元:Amazon

興味があれば、読んでみてもらえると嬉しいです!

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